日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

老後はどこに住むか

以前は絶対に老後は日本と考えていたけれど、最近はどちらでも良いに変わってきた。数年前までは老後はスイスでも良いなんて思うとは想像すらしなかった。日本に将来帰るのを心の拠り所にしていたからだ。

何が自分の中で変わったんだろうと考えたらスイスにも自分の居場所が出来たことだと思う。

ドイツ語に対する不安も無くなってきて、近所付き合いも増え、時々会う日本人の友人や学校のクラスメートとの交流などで、自分の世界ができ社会生活が回ってきたことが大きい。

また、子供のおかげで以前なら行かなかった新しい場所へ出かけて色々発見したり、子供を通して街や公園でちょっとした人との交流が増えたり、市が提供している催しを色々調べたりすることで、スイスの良い点を色々見つけられたことも大きいと思う。

どちらでもやっていけそうという気持ちになった事はかなり心に余裕ができ、自信にも繋がってくる。

スイス生活5年目にして、ひとつ成し遂げた感が。

次の段階は、働くことかなー。


語学学校について

f:id:paulchen:20220409191735j:plain私が住む街には最初から語学学校の選択肢があまりなく、A1から一貫して同じ学校に通っています。途中休んだりしながら通算もう3年ぐらいかな。

学校によっては、大学進学向けの語学学校もあるので、そういうところにC1まで通うと専門的すぎて必要なかったと言っている人もいたので、自分の状況に合う学校を探した方が良さそうです。

私は地元密着型のミグロに通っているので、C1であっても文法は基本にかえったり、日常で使える内容を選んで授業をしてくれたりとC1になってやっとドイツ語の全体像が見えてきて面白くなったので、ここに通って良かったと思っています。

ただ私自身はなかったですが、先生のあたりはずれは時々あるようです。

もし先生やクラスがいまいち合わない場合は同じレベルのクラスが他にもあったら変更することをおすすめします。

私はクラスがいまいち合わなくて一回変更したことがありました。

クラス変更をしたいものの、他の人がどう思うか気になるという人もいたけれど、誰も気にしないです。たぶん。

前のクラスメイトに会ったら、何ごともなくアロー!と言っておけば大丈夫。

自分のドイツ語力向上が1番重要だから、胸を張ってガツガツ進みましょう。鈍感力が大事です。


BTS

f:id:paulchen:20220408161120j:plain最近毎日BTSを家族で聴いている。たまたま英語を教えているYouTuberが曲のカバーをしていて耳に残りBTSの他の曲も聴いてみたらハマってしまった。

と同時に自分も歌いたくなってしまった。

学生時代アカペラがやりたくて、他大学のコンサートをよくみにいったり、どうやるのかをグループに参加させてもらったりして、中途半端なところで就職の時期がきてしまって心残りであった。

社会人になってからもアカペラサークルを見に行ったり、アカペラ講座にしばらく習いにいったりもしてみたが、これまた中途半端に。

自分の声はソプラノの合唱系声なのでなかなかかっこよくは歌えないのがモドカシくもあるが、ハモった時に絶対外さない自信だけはあるので、曲をアレンジして歌ってみたい。

BTSをみて、そうだ家族でやれば良いのだ !と思いついた。私はコーラスで旦那メインで子供が歌えるようになったら家族アカペラ団を結成しよう。

旦那にせっせと歌を覚えてもらって、何年後に出来るかはわからないけれど、実現させたいなぁ。

BTSを姪っ子は知っていたものの、スイスでの知名度はよくわからないけれど、イギリスのJames Cordonのトークショーにでていたので、本当に世界的に有名なんだなぁとちょっとアジア系で成功しているのは嬉しい。

ただ、メンバーの顔が皆同じに見えるのは自分が年をとったからだろうか、、


わかる!

週末ドイツにいる友人に会うついでに南ドイツを旅行している。ドイツは広いなぁというのと、スイスに比べて食べ物やお店の選択肢が多くて私にとっては買い物天国である。

スイスはどこに行っても同じ店しかないので、そこが保守的だなぁと思わせる要因の一つで、購買意欲もわかない。

ドイツにNordseeというシーフード専門のファーストフードがあって、スイスに是非進出してほしいけど、北欧のお店なのかな。

コロナ終了宣言されたスイスでは日常に戻ったけれど、ドイツはまだ規制が厳しいので、久しぶりのマスクはなかなか苦しい。

でも嬉しいことにすれ違う人が何を話しているのかがわかる!

お店の人が何を言っているかすんなりわかる!

それだけでかなり快適である。

スイスでは一歩外に出るとスイスドイツ語のため何を話しているのかまだまだわからない。

ベルリンやハンブルク旧東ドイツにもいつか行ってみたいなぁ。ハンブルクは魚が美味しく人が面白いと旦那が言っている。

写真はマンハイムの大学。宮殿を大学施設として使用している。

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男の子に人気の乗り物

f:id:paulchen:20220326171310j:plainf:id:paulchen:20220326171238j:plainこちらの子供に人気なのが、ペダルのついたショベルカーやトラクターの乗り物🚜。かなり大きいのです。

おもちゃの車のように、かなり大きなショベルカーを道でえっちらおっちら漕いでいる子供の姿は可愛い。

普通にショベルカーやトラクターを見る機会があるので子供達の憧れなのだ。

うちの子も、近所にショベルカーがある庭に走って行って勝手に乗って喜んでいる。

また、工事現場の子供仕様の道具も人気で、道具がある庭に入り込み石を一生懸命運んでいるが、お互い様とはいえ、あまり知らない家の庭に私まで入り込むのは気が引けるので、息子よ義母と行ってくれ。


お茶の時間

f:id:paulchen:20220319191441j:plainスイスは朝と夕方にお茶の時間があり、クッキーなどをつまみながらお茶を飲む習慣がある。

日本でもしていると思うが、大工さんやペンキ屋さんが来たらお茶を皆に出すように、こちらもコーヒーと甘いお菓子をだす。

今は庭を作っているため、毎日庭師さんにコーヒーを朝9時ぐらいに出すけれど、毎日待ち構えたかのようにお茶を用意していてかなり不恰好な私である。

朝7時すぎに最近は来るので、ショベルカーの音を聞きながら朝食を食べ、9時近くになると音が止まるたびに外を何回か覗き、皆が休んでいたらお茶がほしいかを聞いている。

これを聞くタイミングが特に午後は難しい。午後は明らかな休みがないからだ。

お茶のときは皆にこやかで優しいのだけれど、仕事中に出くわすと、集中しすぎなのか無表情でチラッとみられて終わるのだ。

あ、アロー、、と小さな声で言ってみるが邪魔してるような感じすらするので、なるべくかち合わないようにしている。

昨日は寒すぎて大変そうだったので、午後3時ぐらいに音がしなくなってからお茶がいるか聞いたところ、明らかに皆帰るところであった、、

皆に断られ、旦那に話したら帰るときそんな質問普通しないと言われたが、確かにそうだけど、、まさか3時に帰るとは。タイミングが難しいんだよね。

なかなかスマートにお茶をだせないのが最近の小さなストレスなのである。

早く庭完成させてお茶から解放させてくれ。



大陸と島国

f:id:paulchen:20220312220120j:plainヨーロッパはどこも地続きで近いため、国境が閉鎖されていない時は、コロナで状況が大変な時もクラスメイト達は普通に皆自国へ帰ったり、両親がスイスに来ていたりした。

海外にいる日本人をみていると日本に帰国するのを延期している人が多かったり、日本にいる友達もなるべく出歩いてないようで、かなり慎重な印象であった。

スイスはわりと国民の自主性に任せる国ではあるけれど、コロナ禍では最終的には政府がビシッと色々な禁止令をだして皆を同じ方向へ向かせていた。

こちらではコロナにかかったら大変という意識より、面倒なことは決まりがなければしたくない人も多そうなので、自主性に任せたらバラバラになりそうだ。コロナで不自由な生活を強いられるより自由な生活を望む人も一定数いるからだ。

マスク不要が決まったときは、次の日から誰もマスクはつけておらず、ちょっと念のためしておいた方がいいかもという考えは皆無なのだった。

日本はこうした方が望ましいと言われたらほぼ全員従い、いわれてないことまで気をつけると思う。同一民族であることも関係するのかもしれないけれど、共通認識がだいたい同じである。

気軽な感じといえば、ヨーロッパの人はスイスに移住しても自国にも家を持っていたりと、しょっちゅう帰っているから、ホームシックとはほぼ無縁で、日本人が海外移住するよりもかなりハードルが低そうにみえる。

距離も関係するだろうが、日本人の場合はスイスに来たらなかなか帰れない、スイスで一生過ごすのかぁ、、あーと思う人も多いと思う。移住したからには頑張って馴染まないとと自らプレッシャーをかける傾向があるけれど、大陸の人からはあんまりそんな気負いは感じられない。

日本で比較的重くとらえられていることも、こちらだともっと気軽な感じで考えられていることもある。

こっちの人はチャレンジというのを好んで使うから、目の前の困難も、困難でなくチャレンジなのだ。チャレンジというふうに捉えているからポジティブなのである。

私は物事を暗く考える思考回路になっているので、大変大変が口癖だが、旦那は私と同じ状況でもチャレンジと言っていて余裕がある。

大陸と島国の差なのか。アメリカほどではないけれど、物事の見方がイージーゴーイングで前向きなのである。