やっとドイツへの入国が可能になったので南ドイツに住む親戚に会いに行った。この時期は毎年、親戚宅にサクランボ狩りをしにいく。田舎の広大な敷地に趣味でサクランボやリンゴの木をたくさん植え、販売もしていて本格的だ。
もともと義両親はドイツ人(今はスイス人)で、旦那はスイスで産まれたドイツ系スイス人になる。親戚は全員ドイツ人のためちょっと不思議な感じもするけれど、ヨーロッパだとよくある話なのかもしれない。
この敷地に二世帯住んでいて、さらに今、従兄弟の息子が自分で家を建てている。究極のDIYだ。クレーンを借りて週末コツコツ親子で建てているらしい。こちらは家を建てるとき必ず大きなクレーンを使用する。日本ではビルを建てているところ以外でクレーンを見たことがないので面白い光景だ。
従兄弟の奥さんはフローリストで、お洒落な広い庭に生えている花を切ってフラワーアレンジメントを作っている。
来るたびに少し違うこの庭を見るのが楽しみなのだが、哀愁漂うモミジがあったので、日本のモミジに似ていると言ったら、正に日本のものであった。こちらのモミジは見た目が爽やかなのはなぜだろう。
お客さんが来ると、庭の花をチョキチョキ切って、あっという間に花束にしていた。私たちにもラベンダーでリースを作りお土産にくれ、とても良い香りがするので寝室においている。
いつも温かく迎えてくれ、言葉も大分わかるようになった今は昔から知っている田舎の親戚を訪れた気分になる。
また来年〜!