スイスとオーストリアの間にある小さな国リヒテンシュタインへ行ってきた。リヒテンシュタインは侯爵が上記写真のお城に住んでいる立憲君主国で、プライベートバンクとタックスヘイブンで栄えているお金持ちの国なのです。モナコみたいな国といえばイメージしやすいかもしれない。通貨はスイスフランでドイツ語が話されている。
街はゴミひとつ落ちてなくとても綺麗で、山に囲まれているが標高が高いので涼しかった。コロナの影響はあまり受けてないようで、マスクはお店の中でも必要なし。
どこでお昼を食べようかと街をぶらぶらしていると、お寿司屋を発見。場所が美術館の中というのと、ヨーロッパのお寿司はネタやシャリに限界があるので、期待はせずに久しぶりに食べたくなったので入ってみた。結構混んでいてメニューをみたら日本人が握っていると書いてある。
刺身とお寿司のお弁当を注文。食べてみたらマグロの刺身がほんのり甘く、サーモンも身がしまっていて今まで食べたヨーロッパのお寿司でダントツ1番だった。日本のとほぼ遜色なくびっくり。なんてったってこの国、海がないのになぜ?
美術館のオーナーが話しかけてきたので聞いたら、北海道出身の日本人シェフが握っていて、魚は1日2回特別な魚屋から美味しい部分を分けてもらっているとのこと。サーモンは養殖でなく、ちゃんと海を泳いでいるので筋肉がついているからしまっているそうだ。食材にはかなりこだわっていて、全て無農薬で身体に良いものを出しているらしい。
すでにお寿司だけで21年やっているというのが驚きだけれど、やっぱりネタが良いから流行っているのだろう。
リヒテンシュタインはビジネスで来ているお金持ちのお客さんしかこないため、質が良ければ値段を気にしないのでこだわった品を提供できるそう。お金をかければ、ヨーロッパでもこんなに美味しいものが出せるなんて。
多分、リヒテンシュタインはどこのレストランも美味しいに違いない。
追記
もちろん日本のお寿司が1番美味しいです。