やっと新しい我が家の外壁が完成しそうである。基礎工事の時、義母の家の電話線を誤って切られ、1週間不通に。その後、義母の家の屋根も機材を運ぶ際、少し壊され、また壊してしまう可能性があるので家が完成したら直してくれるそう。
聞いた時ゲゲっと思ったけれど、義母は特に気にしていなかった。このぐらいの寛容さがあったほうが人生気楽かもしれない。
スイスでは屋根が完成した時に、工事現場の人と近所の人を招いてパーティを開くそう。我が家は朝のおやつの時間に現場の人を招いて1時間ぐらいお茶を飲んだ。
私はケーキ屋のキルフェボンのような可愛い美味しそうな家にしたかったのだけれど、スイスは古い可愛らしい家が多いから、旦那はモダンな家に住みたいそうで、外壁はブルーグレイに決まった。
ドアは旦那のアイデアでオレンジに。私からは出ない発想だ。多分、四角いモダンな家になるはずだけれど、完成するまではまだ油断できない。ドアの色で失敗するかもしれないけど、ちょっとした冒険も面白そうだ。
スイスの家は可愛い家が多いけれど、マンションはなんでこんな色の組み合わせにするのか?と思うようなセンスのかけらもない外観が多い。ピンクと緑とか。
きっと売れ残りのペンキを安く買って使っているに違いないと勝手に思っているけれど、実際どうなんだろう。
旦那は気軽に家を建てることを始めたが、実際は決めることは多いし、しょっちゅう打ち合わせだし、予算も上がっていきこんなに大変だと思わなかったと言っている。
その話を友人にしたら、マンションを買った友人の旦那さんも予算が上がっていきストレスで一気に白髪が増えたらしい。
言葉がわからないのを良いことに、私は呑気でいられるのだった。