日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

旦那

f:id:paulchen:20210920131549j:plainブログに出たいと言うので書いてみる。うーん。出会った頃はユニークの塊といった感じだったけど、今は突飛なことをしだしても慣れてしまった。ちょっと話しただけでは地味な普通の人であるが、旦那の人生を聞いてるとちょっと変わっていて、そんな旦那はパソコン屋兼ウェブデザイナーをしている。

初めて会った時はヤマハモーターの作業着を着ていたので、作業員だと思っていたが、ヤマハのウェブを作っていた関係で作業着を持っていて、質が良いのでお気に入りのジャケットとして日頃から着ていたそう。

性格も物静かなので話を引き出さないといけないものの、話せば話すほど色々ネタが出てきて面白かった記憶がある。今は最初の印象とは違い鋼の心臓を持っているのを知っているので、自営であるのが納得である。

自営は常に挑戦が好きで、経営が沈んだときも次はどういう手を打とうかと楽しめる性格でないと難しい。安定している時も先の事業のことを考えていないといけないので結局常にストレス満載なのだけれど、それを面白いと思えるなら大丈夫だ。

旦那は会社勤め一年で暇な時間が勿体無いとやめ、22歳で起業し、23歳でこの古い家を買ったのだった。義父がIBMに勤めていた関係で、当時としてはかなり珍しく小さい頃からパソコンが家にあり、独学で13歳で初めてウェブを作ったりと全くの趣味から起業している。既に知識があったので、大学時代のコンピュータの授業は新聞を毎回読んでいたそうだが、教授は見逃してくれていたそう。

ビジネスの単科大卒のため働きだした年齢が総合大学より若いのだけれど、こちらは色々な選択ができ、複雑な教育システムのため働きだす年齢はまちまちだ。

色々逸話があるのだが、旦那の会社はSwisscomという、NTTのような通信会社のパートナー会社でもある。この会社のVISA カードを販売した時、契約数が全国3位になったことがある。表彰に呼ばれたとき、他の会社の人に従業員1人ということで凄く驚かれ、どうやって売ったか不思議がられたそう。他はそれなりの従業員数を抱えて電話で勧誘をしていたからだ。

旦那は企業秘密と言って教えなかったが、ただVISAカードを発行できるウェブサイトを作って放置していただけだったらしい。旦那のモットーは楽して稼ぐである。

何に対してもアイデアがでたら実行に移すまでが物凄く速く、趣味もまた一味変わっている。変わってるんだけれど、やっぱり一見普通の人なのでそこのアンバランスさが面白いのかもしれない。