日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

海外への憧れ

うちの子供と結婚させたいと、うちの子と同じ年の女の子を持つお母さんに日本に帰国するたびに言われる。

本人同士が良ければ別に良いが、スイスに住むとなるとその女の子が最初は相当苦労すると思うという話はしているけれど、ひと山越えた飄々とした私をみていると大丈夫だろうと思うのだろう。

学生時代の友達の子供も、うちの子の写真を見てからというもの外国人と結婚したいと言っているそう。

海外に住むのは相当苦労するよと言ったけれど、子育てにしても家事にしても旦那がかなり担い、グータラ生活をしている私の話を聞いたり、ゆるい社会などストレス無さそうな生活が良くみえるよう。

そのような境地になるまでパートナーと話し合って落とし所を見つけ、軽く笑って現地のゆるさを受け入れて話せるようになるまでにはかなり時間がかかる。

自分も馴染もうとしたり、ある程度悟りを開いたり、色々努力したのは言うまでもないけれど、誰もその過程は知らないので結果論で簡単に海外生活が上手くいっているように見えるだけなのだ。

何が大変だったかと良く聞かれるけれど、

言語と大人になってから自分の居場所を作る労力、あと食事が私にはキツいと感じた。

海外で暮らすのは大変だろうと覚悟していたとしても、覚悟なんてあっという間に吹き飛ばされていく。数年の暗黒時代が大抵の人にはあるのが現実である。

とはいっても、経験しないとわからないし、意外と最初から大丈夫な人もいるから、海外に住むのが夢の一つならば、仕事など海外でも通用するものを選んだり、今から言語を鍛えたり戦略的に練っていくのが一番よく、ダメなら日本に帰れば良いぐらいに考えたほうが良い。

私的には今は満足だけれど、この先どうなるかはわからない。ただ、不満なら満足できるように修正すれば良いだけのことだという考えに変わったので、それが分かっただけでも一度外にでてみて良かったと思う。