日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

旦那ラスベガスへ

もうすぐラスベガスで行われるポーカー世界大会へ今年も旦那は参加する。決めた予算の金額だけを持って行き、1週間の滞在予定だけど、お金がなくなったら終了である。ほぼプロが参加するのでなかなか難しい戦いだ。

旦那曰く、周りのアマチュアでポーカーをする人は会社経営者が多く基本的にポーカーは趣味で、のめり込む人は周りにはいないと言っていた。儲けたいというより、ポーカーの心理戦の駆け引きを楽しむようだ。

最近、旦那は着々と仕事のペースをあげ10年以内の早期リタイアに向けて準備している。リタイアしても、何かしら違う分野の仕事を趣味程度にはするそう。

毎日、家にいられたら嫌でしょと言われ、もちろん、それは困る。

万が一ポーカーでがっつり勝つことがあったら、リタイヤ計画が早まるが、実際は人間何かしらやることがあるから生活が潤うのだと思う。あまりに早く引退したらつまらないに決まっている。

今回はラスベガスに行くのに、飛行機が安いという理由でテキサスから何日かかけて車で行くそう。かなり疲れる旅だけど、こういう無意味な道中が楽しいよう。

ポーカーで勝つのを夢みるのは、夢物語りだから良いのだ。

 

教会へ行く

義母は毎週プロテスタントの教会へ行っているが、だいたい10人ぐらいしか来ないようだ。

今日は家族礼拝があり、結構人が来るというので、我が家も参加してみたけど、牧師さんの話が長くて実質1時間が2時間ぐらいに感じ気が遠くなった。

家族礼拝の日は、前日から10人ぐらいの子供が教会に泊まり、礼拝では聖書を読んだり踊ったりと活躍していたが、この子達も最後の方は椅子にじっとしていられず、ユラユラ体を揺らしたり、違う方向を見ているのだった。

私の目当ては礼拝の後にでる手作りZopfパンである。食べたら止まらず、ちょっと塩が効いていて美味しかった。子供は教会はつまらないからもう来ないというが、スナックを食べチョコレートをもらい満更でもなさそうである。

うちの子は無宗教で良かったのだけれど、旦那が無宗教は可哀想。でもプロテスタントは行事が色々あって面倒だからと、産まれた時に仏教で登録したのだった。

教会に全くいかない旦那でも、宗教は大事と思っているようなので、日本とスイスでの宗教感はかなり違うんだろと思う。

無宗教が1番平和な気がするけどね。。

April Wetter

スイスの気候は3月になると暖かくなり、4月は突然寒くなって嵐になったりする。この4月の天気をApril Wetterという。

今年は特に酷い。ついこの前、隣の子供が庭のプールで遊び、日向ぼっこをしていたのが嘘のように今週は寒い。

今週は雪が降る中、森の幼稚園に子供を送っていった。私は手袋を二重にして自転車をこいでいき、ついたころにはメガネが曇って前が見えないのだった。こんな中で森で遊ぶなんて、先生がたくましすぎる。

毎年、私はこの時期に咳がでて絶不調になるのだけど、今年はなんとか咳喘息になるのを防いでいる。

突然暑くなったり寒くなったりするので、なかなか衣替えはできず、日本の安定した四季が羨ましいよー。

楽園のカンヴァス

原田マハの楽園のカンヴァスを一気読みした。ちょうど、バルセロナピカソ美術館を見てきたのと、本の舞台がスイスのバーゼルであることに親近感がより湧いたのだった。

読みながら名前がでてくる色々な絵画はどんな絵かと、ネットで確かめたり画家の背景を調べたり、なんだか教養がついたような気になっている。

アートの世界ってあまりわからないけれど、駆け引きもあったりと、すごく華やか世界なんだろうなという印象である。

バーゼルは毎年大きなアートフェアをしていて世界中の有名画廊が買い付けに来る。旦那がドライブの趣味ついでにハイヤーの運転手をし、Wikipedia に載るようなどこかの画廊主を乗せ、バーゼルで一日中商談に付き合っていた時期があった。

お客さんがレストランにはいると3時間ぐらいはでてこないので、旦那は本業のWeb仕事を車の中でやり、趣味と仕事ができ一石二鳥なのだった。

運転中は、画廊主がニューヨークから来て、今日はロンドンの別邸に帰るなどと世界をまたにかける話しや、車の中でジャンジャン商談の電話を掛け忙しそうな世界を垣間見るのが旦那には楽しかったそう。

私は美術館ではカラスの行水のごとく、ささーっと見て終わる。唯一モネやルノアールなどの印象派は色彩が鮮やかなので好きだが、美術より美術館にあるカフェや売店がユニークだったりするので、そこを1番の楽しみにしている。

両親が絵画好きだったので、色々絵画は見てきたと思うが、未だによくわからないし、画家の名前もあやふやである。

ただAirbnbや我が家のインテリアを褒められることが多いので、色彩感覚だけはついた気がする。やっぱり本物って何かしら人に影響を与えるのかもしれない。

とりあえず親のエゴで子供を美術館には色々連れて行くつもりだ。我が子よ、何かを掴み取ってくれ。

写真

バルセロナ

 

 

自画自賛

私はネガティブな自画自賛タイプである。表層ではネガティブなのだけど、なんだかんだと根っこの部分で自信があると友人に言われたことがある。

ネガティヴとポジティブの間を行ったりきたりしているとは思うが、人生の浮き沈みがあっても人の言うことは聞かないので、あーやっぱりああすれば良かったと後悔したことは何回もある。

それでも、人に何と言われようがやりたいようにやってきた結果、人より人生周回遅れだけれど、今に満足しているのでやっぱり自分のやり方はこれでいいのだ。と結局は自画自賛になるのだった。

人の意見を参考にすることはあるけれど、自分で考えて直感で決めるのが1番である。

他の人と全く同じ経験をしているわけではないから人の言うことはあてにならない、が私の人生の教訓である。

地中海クルーズ

私たちが好きな旅にクルーズ旅行がある。怠け者にはもってこいで、寝てれば次の目的地まで運んでくれ、一日中ビュッフェで何かをつまめ、プールサイドでのんびり本を読むのは最高である。

特に私は夜のショーを見るのを毎回楽しみにしている。歌ありダンスあり、アクロバットありでなかなか本格的で見終わった後は興奮がしばらく冷めやらず。

今回は地中海クルーズへ行ってきた。シチリア島ではレストランでボッタクられたが、ゴッドファーザーパート3にでてくるマッシモ劇場が圧巻であった。ヨーロッパで3番目に大きい劇場だそう。

フランスのマルセイユの旧市街地はあらゆる壁にグラフィティーが描かれ、上手いのか、ただの落書きなのか微妙だけど、面白い雰囲気の街をフラフラと歩き回りのんびりできた。

マルセイユは危ないとはフランス人から聞いていたけれど、自転車に4つも太いチェーンを掛けて停めていたり、パトカーがしょっちゅう見回りに来ていた。夜はかなり危なそうだ。

クルーズ旅行は街散策が好きな人にはお勧めである。観光スポットを沢山見たい人はクルーズからバスツアーがでているけれど、忙しないので、クルーズではなく個人旅行を勧める。

写真

上 クルーズ

真ん中にあるクネクネ棒は長ーい滑り台。

下 マルセイユ

 

ヤフーの問題

ヨーロッパではYahooが個人情報を盗んでいるということで、サイトが見れなくなっている。スイスはEUではないのでニュースが見れるのでありがたかった。

しかし、この前イタリアにいた時にスイス経由でヤフーニュースを5つぐらい読んだら、あっというまに1GBがなくなった。

これはおかしいと旦那が言う。かなり情報を携帯から盗まれているのは間違いないと。

さすがにちょっと怖くなったけど、いったい何の情報を抜いているのだろうか、、

ヤフーニュースが1番見やすいのでこれからも読むだろうけど、ヤフーに対する見方が変わったのは言うまでもない。誠実な会社ではないのは明らかだ。

写真はマルタ。マルタは余裕があるからか、人は優しく食べ物も美味しい。街が綺麗なのは何よりも嬉しい。