ついに、スペインのフェーリエンハウスを私の両親が元気なうちに売却することになった。
今回は不動産屋には売ろうと思っている旨だけを言う予定だったが、お世話になっている行政書士さんがうちに挨拶にきたついでに売却したい旨を話したら、怒涛のごとく不動産屋に話をつけ、父の委任状まで公証役場で作成してくれた。
できるではないかスペイン!
乗るはずのレンタカーは指定された場になく、その代わりのレンタカーも窓は洗われておらず、適当で成り立つのがスペインである。
銀行は相変わらず従業員1人のみのカオスで、前時代的な手続きで人が並び時間がかかる。
家の配線盤が剥き出しになり、管理事務所に何年も前に言っても全く直してくれず、管理費ってなんのためにあるの?と旦那に言ったら、スペインだから、それぐらいは問題ないんでしょ!との答え。
正直、私にはストレスであるが、母には人間味があって面白い国だという。
旅行だけなら楽しいだろうけど、、
30年以上も前に日本人夫婦が遠いスペインに家を買い維持しつづけたエネルギーはすごい。
年を取りスペイン人相手に日本語で話しつづけ、何故か通じてしまう変わり者の父だけはある。
日本では父のおかしな言動をなんとかしてほしいとよく思っていたけれど、海外では全く物おじしない厚かましい性格が存分に発揮される。
一方、私は今回の手続きだけでも白髪が増えそうだ。