日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

個人の幸せ

f:id:paulchen:20220109174830j:plain義兄のところにペルーから長年付き合っている彼女が来ている。義兄はかなり前に離婚しているが、共同親権のため元嫁は近くに住んでいて、窓に雪を投げつけられたり、散々嫌がらせを元嫁に義兄はされてきた。

元嫁は義兄の家に半径500m以内近づいてはいけないと行政から処分を受けたが、守る気はあまり無さそうだ。

共同親権は一見良い決まりに思えるが、子供が両親の家を行ったり来たりかなり負担がかかる。

両親ともとても良い人の場合、上手く成り立つのであって、片方があまり面倒を見ない場合はかなり子供のメンタルに影響を与えるので、これはこれで難しいと思う。

元嫁もペルー人で、聞いている限り精神年齢が小学生で止まっているような感じで、なぜそんな人と結婚?と不思議であったが、付き合っていた当時は元嫁が良い人を演じていて、どうも騙されていたようだ。

義兄はあり得ないほど人が良く、嫁が変な事をしてもそのうち嫁は変わると考えていたそうで、優しい上に妙にポジティブなのである。

最近、今の彼女との出会いが判明したのだけれど、義兄が丁度結婚する前ぐらいから、身寄りのいない子供にずっと教育費を支援していて、その子が今の彼女だそう。

足長おじさんそのままである。正直またお金目当てで騙されているのではないかと思っていたので、出会いを聞いて少し安心した。

今の彼女は性格も良く、義兄のために色々お世話をしているが、ただちょっと歯痒い面もある。

お互いの国が同じぐらいの経済力でないとお金の価値観にかなり差がでるのを側で見ているからだ。感謝はしているのだろうけれど、お金を持っている人が出すという感じに見える。

ただ、義兄は幸せそうなのでそれでいいのだろうけれど。

子供達があまり良い顔をしないので彼女との間にたつ義兄はなかなか精神的に大変なようだが、義母はそろそろ義兄にも幸せになって欲しいと言っていた。

義兄も1人の人間であり、自分の幸せを追求する権利があると義母は言っている。

日本なら子供が成人するまでは自分の幸せは二の次と考える人も多そうだけれど、大人も子供も個人と捉えていて、西洋だなぁと感じることの一つだ。