日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

言霊

f:id:paulchen:20210615204627j:plainやっと夏日が続き、空気が冷たい午前中に公園にいき、水の遊具で子供がびしょ濡れになって疲れたところで家に帰ると子供のエネルギーが発散され丁度良くなる。

水の遊具はダムや水車などの仕組みが遊んでわかるようになっていて大人も水に足をつけて楽しめる。オムツ姿で遊んでいる子供達をみるのは微笑ましく、子供にとっては天国だ。

子供の頃、まだ共産圏だったハンガリーに親の転勤で引っ越した幼なじみを訪ね、その家族とスイス国内を一緒に旅行したのが今となっては、スイスとの縁の始まりだ。

その頃は日本はバブル一歩手前でスイスの方が進んでいて、電車も景色も全て綺麗だと思った記憶がある。今もスイスは綺麗だけれど、いまや日本はハイテクで街中もどこも綺麗に掃除されている。

電車でスイス国内を周り、大自然の中、透明な湖で白鳥に餌をやり、特に何があるわけでもないけれど毎日が冒険で子供にとっては十分であった。そのうちの一つの街がとても美しく楽しかった思い出があり、帰ってから橋と湖を作ってレゴの大会に出して賞を頂いた。

それが今、住んでいる街だ。

大人になってから来たスイスは当然子供の時とは違い、綺麗だけれど住んだら退屈だろうなぁというのが、特に住む予定もなかった頃の感想だ。

そしてそれが的中してしまう。。都会から来た者にとってはエンターテイメントが無さすぎ辛いのだった。

親曰く、旅行以降スイスに住みたいとずっと言っていたそうだけれど全く覚えていない。

スイス生活の最初の一、二年目は覚えてないとはいえ夢が叶ってしまい、何て迷惑な夢なんだと本気で思ったのだった。

叶えたいことのイメージをして、執着せず手放す。そうすると夢は叶うとスピリチュアル本でいわれているが、まさにそれだ、、

言霊はあるとは思うけれど、何十年かして忘れた頃に叶うこともあるという体験である。ここまで引っ張る言霊もあるのだろうか。

今は生活も落ち着いて心境も変わり、海外生活はエネルギーがいるけれど、この生活も良しと思っている。時々、あの時この小さな街のどこかで旦那とすれ違っていたら面白いなあと街を歩きながら思ったり。

夢が叶っても人生は続いていく。叶って終わりではないから、その先も3歩進んで2歩下がりながら前進、前進。