日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

満足すること

授業でどういう時、人が羨ましいかと言う質問があり、スペイン人の友人は人を羨ましく思うことがないと言っていた。いつもビックリするほど彼女は優しく明るいのである。あの優しさは常に自分に満足しているから来ているのかもしれない。

そんな彼女も旦那さんの転勤でスイスに来ていたので、夏以降、スペインに戻るか、他の国に転勤か、はたまた残留かになるらしい。彼女自身は残りたいようで、私的にも残って欲しい。コロナの影響で、転勤自体しなくても、自国からのリモートで仕事はまわるという考えが会社に広がっているらしい。

海外にいると別れはしょっちゅう起こり、大分それに慣れてきた。仲良くなったと思ったら相手が違う場所に引っ越したり、国に帰ったり。

ヨーロッパ内は自由に動けるので人の出入りも激しいから、いつも変わらない家族に最も信頼を置き、家族の絆が固いのかもしれない。

仲良くなって急にいなくなるといかに相手に依存していたかに気づくので、そうならないために自分のライフワークや、知らない人とすぐに打ち解けられるソーシャルスキルも大事だなぁと思う。

周りはかなり流動的なので、自分は自分という個が重要なのも頷ける。社会人になってから色々試してみて一周まわって思ったのは、大事な事は仕事の成功や社会的成功など人によってはあるかもしれないけど、家族との普通の日常と健康だと良く思うようになった。普通であるというのは結構難しいし、普通に満足するのも時には難しかったりもするけれど、当たり前にあるものが無くなって、その重要性に気づくことを誰しも経験したことがあるはず。

追記

先のスペイン人の友達は、次の国はどこかまだ決まっていないそう。もしスイスに残れなくて残念であっても、受け入れるのがまた人生だと言っていた。

※写真は自転車で走っていたとき見つけた、無料のおもちゃの不用品。水遊びに丁度いいので2つもらっていった。うちもよく、机などいらなくなったら家の前に無料と書いてだしておく。一日か二日で誰かが持って行ってくれるので助かっている。f:id:paulchen:20210619155155j:plain