日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

スイスのお医者さん

スイスはホームドクター制で、病状により専門医を紹介される。例外もあり、産婦人科や小児科は最初から総合病院や直接専門医にかかれる。日本でお医者さんの知り合いから、ホームドクター制って進んでますねと言われたことがある。進んでるのか?ある程度患者をそこで止めて、本当に緊急性のある人だけ大病院や専門医に見せると言う点でいいそうだ。

直接、専門医にすぐ行けないから面倒でホームドクターにいかないでやり過ごす人も多いかと思う。スイス人は風邪ぐらいでは病院にいかず、インフルも薬はでないので自力で治す。

この専門医というのが細かく分かれていて、酷い腱鞘炎になり手が全く動かなくなった時、手首から上の部分のエキスパートを紹介された。そんなに細かく専門が分かれてるのかと驚いたもんだ。エキスパートなので高いが一回で治った。私的には、こちらは全て予約制なので待ち時間がない点と、どこも病院ぽくなく綺麗なオフィスといった感じが気に入っている。ただ願わくば、最初から専門医に行きたい。

こちらはお医者さんと患者は対等なので話しやすく、時間もかけてくれ、世間話も良くするので、お医者さんに対するイメージが日本とは違う。

うちの場合だが、子供が産まれた時わざわざ家までお祝いをホームドクターが届けてくれた。それほど近い存在だ。

スイスはドイツ人のお医者さんが多く、私のホームドクター産婦人科医もドイツ人だ。医師の質を保つため、スイス人が医師になれる数を制限している一方で、ドイツで教育を受け給料の高いスイスに移住するドイツ人医師が多いので、問題にもなっている。スイスが優秀なお医者さんを横取りしているからだ。

薬に関しては日本は承認が遅いのは知っていたが、病気の対処法や検査に関して日本で常識だったことが、スイスでは研究の結果20年前にそれはやめていると言われたことが何度かある。日本の病院は質が高いと思っていたので、最初は疑心暗鬼だったけど色々こちらで病院にかかったり、手術した結果、今はスイスの病院に信頼を置くようになったのとかなり質が高いと思うようになった。

こちらの歯医者も病院もところ変われば常識が変わる例の一つかもしれない。