日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

楽園のカンヴァス

原田マハの楽園のカンヴァスを一気読みした。ちょうど、バルセロナピカソ美術館を見てきたのと、本の舞台がスイスのバーゼルであることに親近感がより湧いたのだった。

読みながら名前がでてくる色々な絵画はどんな絵かと、ネットで確かめたり画家の背景を調べたり、なんだか教養がついたような気になっている。

アートの世界ってあまりわからないけれど、駆け引きもあったりと、すごく華やか世界なんだろうなという印象である。

バーゼルは毎年大きなアートフェアをしていて世界中の有名画廊が買い付けに来る。旦那がドライブの趣味ついでにハイヤーの運転手をし、Wikipedia に載るようなどこかの画廊主を乗せ、バーゼルで一日中商談に付き合っていた時期があった。

お客さんがレストランにはいると3時間ぐらいはでてこないので、旦那は本業のWeb仕事を車の中でやり、趣味と仕事ができ一石二鳥なのだった。

運転中は、画廊主がニューヨークから来て、今日はロンドンの別邸に帰るなどと世界をまたにかける話しや、車の中でジャンジャン商談の電話を掛け忙しそうな世界を垣間見るのが旦那には楽しかったそう。

私は美術館ではカラスの行水のごとく、ささーっと見て終わる。唯一モネやルノアールなどの印象派は色彩が鮮やかなので好きだが、美術より美術館にあるカフェや売店がユニークだったりするので、そこを1番の楽しみにしている。

両親が絵画好きだったので、色々絵画は見てきたと思うが、未だによくわからないし、画家の名前もあやふやである。

ただAirbnbや我が家のインテリアを褒められることが多いので、色彩感覚だけはついた気がする。やっぱり本物って何かしら人に影響を与えるのかもしれない。

とりあえず親のエゴで子供を美術館には色々連れて行くつもりだ。我が子よ、何かを掴み取ってくれ。

写真

バルセロナ