日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

性悪説

大谷選手の事件を旦那に説明したら、本人が賭博をしていたのではと言っていた。私的にはキャラクターを知っているつもりなので、それはないと思うが、送金の件は知っていたかもしれないと思っている。

アメリカでも本人が関わっているのではという意見が結構あるみたいだが、大概はまずそのように思うようだ。

理由を聞くと、大金持ちでもギャンブルはする。球団的には、通訳に罪を着せた方が損害がないので、大谷選手を守るのは当然である。

本人が会見で全く知らないと言っても、そう言わなければならなかったのかもしれないのでグレーだと。

世の中はグレーであり、マスコミの言っていることは全てが真実というわけではない。例え、大谷選手が真面目な性格だと言われていても本当のところは誰もしらないし。人間は脳みそがあるのだから、なんでもマスコミや人の言うことを鵜呑みにするのではなく、自分で考え判断するべきだと言う意見である。

確かに、通訳の人柄などマスコミから良い人というイメージがあったが、実際は違っていたのだから、大谷選手も本当のところはわからない。

物事は全てグレーである。だから自分で考えなければいけない。これが性悪説の考え方のようだ。

今回の件、日本はやっぱり性善説、海外は性悪説の考え方なんだなぁと思う出来事であった。

シンドラーの事故対応から見る文化の違い

昔、スイスのエレベーター会社シンドラーが日本で死亡事故を起こし、それ以来シンドラーは日本から撤退した。

義兄はシンドラーの技術者で世界で何人かしかいない特殊技術を持っているので、世界中を飛び回っている。他の人が修理できず、訴訟になりそうになると義兄がだいたい呼ばれるのだった。

日本の死亡事故の件でシンドラーが謝罪しなかったのが失敗だと義兄に昔、言ったら、シンドラーは他の会社にメンテナンスを頼んでいたので、自分達がしたことではないから謝らなかったのだと言っていた。謝るとこちらでは訴訟になると大変なことになるからだ。

いまいち日本人的には理解できないが、仕事を分担した場合、例え纏める立場にいても自分達がしていない仕事は自分達には責任がないというのがこちらの考えである。

大元が謝まるのが道理であり、謝っても日本では訴訟の判決には関係ないという日本文化を理解している人を会見の際に雇わなかったのが最大の失敗だったと思う。

今回の大谷選手の件で、このシンドラーの事故を思い出したのだった。文化の違いは事件、事故が起きた時の対応の仕方に如実にあらわれる。

 

 

日本語補修校

子供を通わせたい日本語補修校が結構遠い、、それがネックなんだけど、頑張って通ってみて難しいようだったら、近場か通信に変えようと思う。

スイスは学年があがると急に授業が難しくなるので、低学年の時間があるうちに日本語を詰め込みたいのと、幼稚園時代にひらがなを習う方が覚えやすいのだとモンテッソーリを通して知ったので、まずはこの学校で。

補修校でも勉強の進度はそれぞれ学校によって違うのである。

モンテッソーリは幼稚園で数字、アルファベット全部習う。早期教育なわけではなく、この時期が1番子供が数字や文字に興味を示すからだ。子供が興味があれば足し算引き算も教えてくれる。

チェコ人の友人の子供は五年生でチェコ語の学校をギブアップしたそう。どこの国も追加で学校に通うのは子供には負担なんだよねぇ。

子供が日本に興味を持ち自分からやりたがるようになるのが1番良いと思うので、頻繁に日本に帰るのが1番効果がありそうだ。

絶対に日本語を頑張るではなく、やれるとこまでやってみる。まず三年生まで補修校が続いたら立派!

 

義姉

義姉は大型犬のブリーダーをやっていて、その世界では名が通っており、国際大会で数々優勝したので、今では大会の審査員もしている。

義姉の家にいくと台所で大型犬がうろうろ歩いていて、正直なるべくいきたくない。人懐っこいが、ヨダレがすごいのだ。

そんな義姉は人間より犬優先のため、滅多に家族行事に参加しないのだけれど、久しぶりに義母の家に夜遅くやってきた。

何で夜遅くなったかというと、犬が二匹病気になり、鍼の獣医さんがいるローザンヌまで行ったそう。

義姉はドイツ語圏の中央スイスに住んでいる。わざわざフランス語圏までいくなんて!

義姉らしい。

これが人間だったら義姉は絶対にそこまでしないだろうと旦那と話したのだった。

義姉が昔ボーイフレンドと別れた理由は人間より犬。

それ以来、1人だが人生を謳歌しているのは間違いない。

 

 

Oster basteln

教会の催しで子供とイースターエッグ作りをしてきた。まずは卵を入れる箱を作り飾りをつけ、ゆで卵に専用のマジックで色を塗り完成。

教会のボランティアの人が色々声をかけてくれるので、1人で行っても寂しくない。

終わるとパンとチョコバーを子供に出してくれた。こちらは柔らかいパンにチョコバーを挟んで食べるのが子供達にはおなじみのオヤツなのだ。

旦那がこの食べ方をしたのを初めて見たときは、何てカロリーの高いもの食べているんだろうと思ったっけ。

昔、何回か教会で折り紙教室をする友人を手伝ったことがある。会によっては終了後、ケーキや日本茶をだしたりした。

教会の催しは、無料か5フランぐらいでお茶もでることもあるので、何か興味があれば子供と気軽に参加するにはおすすめである。

 

神戸牛のうらみ

旦那と知り合ったころ、神戸牛が食べたいというので銀座の手頃な専門店を探した。

ランチで3千円は高いと気を使い、ランチメニューが千円だったのでランチメニューを勧めたのだった。

私は神戸牛のハンバーグを。旦那はステーキを。

ふとステーキが運ばれて周りを見渡したところ、何か肉厚が違うのだ。メニューを何となく見たら、旦那が食べたのはオーストラリア産。

専門店だから全部神戸牛だと思ったけど、神戸牛が千円で確かに食べれるわけないよなー。

ありゃりゃとしばらく言うに言えず、、

しばらくして、あれはオーストラリア産だったと白状したら、それ以降、何かにつけ恨みぶしを言われる。

ご馳走してもらうので、お金を使わせてはいけないという思いだったけど、当時は知らなかったが、スイスは3千円ランチが普通だし、滅多に食べれないものは高くても食べたいよね。という観光客の立場で考えるのだった。

何でも安い方が良いというのが何となく私には染み付いているのである。

でも脂っこい神戸牛は間違いなく旦那は好きではないと思うから普通に美味しいオーストラリア産で良かったのだよ。。

海外不動産

旦那と私は海外に不動産を購入しないという意見で一致している。

スペインにあった両親の家とドイツにあった義母の家を管理して売却した結論だ。

管理にはお金がかかるし、家がどうなっているかも見に行かなくてはならない。修理なんてしょっちゅうだし、頼むのも一苦労。正直、旅行気分ではない。

その分、ホテルに泊まって色々な場所をみたほうが気楽だし面白い。

とにかく売却が大変だった。スペイン、ドイツとも売却するのに弁護士をたてないといけない。そして、為替の問題もある。

スペインは挙げ句の果てに銀行が色々ミスをしてくれた。それに対して自らは全く謝りもせずこちらが何回もせっつかないと動いてくれなかった。

代理人が真面目な人だったので良かったけれど、海外で信頼できる代理人を見つけるのも結構難しいと思う。海外は人の紹介の方が絶対だったりするのは、騙す人がいるからだ。

紹介といえばスイスはコネが重要で、コネがあればドイツ語ができなくても簡単に仕事につける。資格、資格とうるさいわりに結構不思議な社会だったりする。

結局、管理費や弁護士や代理人の費用、税金二重払い(スペインと日本)で利益がでないのが現状だ。

手続きに神経すり減らしただけなのも悔しいので、今回で学んだと自分をなぐさめるしかない。

不動産は自国で買うのが1番安全である。