甥っ子はスウォッチのムーンスウォッチを買い、大満足し無事に日本に帰っていった。
来る前に思っていたのと実際は違っていたことは何か聞いてみたところ、
まずは、ご飯が美味しいこと。
甥っ子はわざわざご飯があわないときように、お茶漬けを持ってきていたが、使う必要がなく私がありがたく頂いたのだった。
次に安全であること。
母親から散々鞄は前に持つよう注意されたそう。実際、スイスにはスリはあるけれど、基本的には日本並みに安全である。
最後に人種差別を感じなかったと言っていた。
15歳でそんなことまで考えてやってきたのかとちょっと驚いたけど、かなり警戒していたよう。外国人が4分の1いる国であり、それぞれ満足した生活をしているから、他者を攻撃することはあまりない気がする。
しかし、コロナの時は不安定になり多少あったと思う。
私もスーパーで子供にコロナと言われ、そういうことは傷つくと言い返したことがある。ただ、その子達はスイス人ではなかったけれど。
自分の生活が脅かされたときに、人種差別が起こるのだなという経験であった。
甥っ子はまだまだ色々みたいと、大学生になったらまた来ると言って帰っていった。