義母は友人が多い。近所の人や、移民できた人をサポートしてそのまま友人になったり、ふと義母の庭を見ると誰かとお茶をしていることがよくある。
義母は空気が読めないのが難点だが、とにかくおしゃべりで親切だ。
毎年、電話を年始にするニュージーランドに住む友人など、スイスだけでなく世界中にもどうもいるよう。
今度アメリカのテキサスから2週間、義母の友人が泊まりにくる。
一度も聞いたことがない人だったので、どこで知り合ったか旦那に聞いたら、元嫁ペルー人と義兄の結婚式のとき、知り合ったとか。
義母がペルーで腰を痛め、毎日通っていた時の鍼の先生という、摩訶不思議な友人関係である。
20年以上前の話であり、知り合って以来会ったことがないのだ。
SNSのある今でさえ、友人関係は時間が経てばあせるものなのに、手紙しかやりとりがない時代で良く続いていたなぁと思う。
家が隣になってから、近すぎて前には感じなかったイライラが時々義母に対して出てくるが、こういうとこが、律儀な義母のすごい点である。