日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

不妊治療について

友人からスイスの不妊治療について教えてほしいと言われ、ふと不妊治療について思い返してみた。

そもそも私は40代で結婚しているので、出産については悠長なことを言っていられず、すぐに不妊治療に入った。

スイスの場合は産婦人科で最初は半年様子を見るように言われると思うけれど、高齢であればそんな悠長なことをいわず、すぐにカントンシュピタールにIVFを申し込んだほうが良いと自分の経験からは思う。

日本でも不妊治療をしたけれど、スイスは予約制なので待ち時間がないのと、全く商業的ではないのが大きな違いかもしれない。

日本だと毎回病院にいくと3時間はかかるのに、お医者さんと話せるのは3分ぐらいで、スイスだと納得いくまで時間をとってくれ、お医者さんと対等に話せるのでストレスをあまり受けないのは良い点かなと思う。

ただ日本で治療してからスイスで治療をしたので、スイスのやり方がかなりアバウトに思えて常に疑心暗鬼ではあった。

今思うと日本で毎回受けた血液検査は必要だったのかとか、スイスのやり方に比べるとあまりに細かいので、日本のやり方に逆に疑問が残る。

また、日本では言われたが、歳だからとスイスで言われたことはなく、やってみましょうとなんか気楽な感じだなぁというのが最初の印象だった。

スイスは結構保守的で胚盤胞5日培養が法律上可能になったのは、最近の話なので技術は大丈夫なのかと思っていたけれど、培養させる技術者がチェコ人だと聞いてちょっと安心したのを覚えている。チェコ不妊治療最先端の国だからだ。

日本だと色々なオプションを患者が決められるけれど、こちらでは全てお任せであった。卵の状態をみて全体で会議をしてオプションが必要かを決めるとのこと。必要ないことはしないというのが徹底していた。

結果、日本ではカスリもしなかったけれど、スイスでは一回で授かった。スイスの医療がすごいのか、たまたま身体の調子が良かったのかはわからないけれど、スイスでもし疑心暗鬼になっている人がいたら、技術はあると思います。

ただ、そこまで一年半ぐらい鍼をしたり、甘いものはぬき、カフェイン飲まなかったりかなり身体の管理をしていたことも上手くいった理由の一つだと思っています。

ちなみに、スイスでは検査の数値や胚盤胞の状態など聞かないとほとんど何も教えてくれません。

日本では胚盤胞がいつもBかCだったのが、スイスでは7日目5AAで初めてAがでたので、歳だからとドンドン結果が悪くなるわけではないようです。