日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

アメリカ ユタ州

f:id:paulchen:20210820215802j:plainAirbnbのお客さんでアメリカ、ユタ州から来たカップルがいる。最近はヨーロッパ圏内からのお客さんばかりのため出迎えた時、勝手にヨーロッパの人と思い込んでいたけれど、ものすごく感じが良くフレンドリーでこちらに気を使ってゆっくりとアメリカ英語を話してくれたので、あれ?と思い、後からプロフィールをチェックした。

なるほど。ユタ出身だからかーと懐かしくなった。

高校の夏休みにユタ州に1ヶ月牧場をしている家にホームステイに行ったことがある。毎日、馬に乗り、川で泳ぎ、ホストシスターたちと子供だけでのドライブなど16歳で免許がとれる新鮮さや映画でみていたようなダンス会場など、アメリカバンザーイ!と、とにかく充実した日々であった。

ドラマのビバリーヒルズが丁度流行っていた頃で、アメリカって自由で陽気で素晴らしいを助長していた時代である。

大学はこっちに来たいと一瞬固く誓うのだけれど、その後、英語とはしばらく無縁の生活になるのであった。

ユタ州モルモン教の総本山でお酒、タバコ、カフェインを飲んではいけないなどかなり厳しいキリスト教の一派である。日曜日は正装で教会に行き、休息日のため朝ごはんなし。男性は18歳になると宣教師として海外へ2年間派遣される。ステイ先のお兄さんは大学入学後、すぐにオーストラリアへ派遣されていた。

そして子沢山、早婚で、私の一歳下のホストシスターは学生結婚し、子供が5人ぐらいいる。私が浪人時代に彼女が結婚したため、式に出れなかったのを未だに残念に思う。

そして大学4年時にまたユタを訪れたとき、すでに彼女に子供が1人いて再びビックリしたのだった。ちなみに彼女はまだ大学生で、大学内でバイトしながら勉強をしていた。

ステイ先の家族も子供が5人に古き良きアメリカ像、そのままのすごく優しいお母さんとお父さんで、当時ほぼ英語が話せない無口な私を温かく受け入れてくれたことに今も感謝しかない。

実家で何回か海外からの受け入れのホストをしたことがあり、知らない人と暮らす難しさと文化の違いで喧嘩になったり、なかなか大変だったので余計にそう思う。

ユタの場合はかなり宗教が影響していると思うけれど、人が本当に温厚でのんびりした場所だった。

またいつかユタの家族を訪ねられますように!