ドイツ語のクラスに新しい生徒が入ってきた。タームごとに1人か2人入れ替わるのだけれど、基本は最初から勉強しているメンバーである。
ブルキナファソという西アフリカからの男性で、スイスに15年住んでいる。
国名を聞いたことはあるけど、どこにあるか知らなかった。昆虫学を研究していて、フランス語圏までわざわざ3時間かけて働きに行っているそう。
週4日100パーで働くので、一日12時間働く働きものである。
母国語はフランス語なので仕事場は問題ないけど、住んでる場所はドイツ語圏だから、ドイツ語も必要だと、フランス語訛りのドイツ語で話していた。
なかなか私には聞き取りにくく、私の日本語訛りのドイツ語も相手には聞き取りにくそうだった。
なんでフランス語圏に住まないのか聞いたら、奥さんがドイツ語圏で働いているからと、なかなか複雑である。
初めて日本人に会ったそうで、日本は中国語話すの?と聞かれたが、私もアフリカをいっしょくたにしているので、お互いさまである。
お互い国が遠すぎる。あまりにも知らない国なのでどんな話がこれから聞けるか楽しみである。