日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

選択肢があるということ

幼稚園に来年から通わせようと思っていたが、幼稚園の説明会と森の幼稚園(週1)でのうちの子の様子を聞いて、再来年から通わせることにした。

森の幼稚園の先生の話だと、シャイで自己主張ができないので、身体が大きくなった5歳の方が(クラスは4歳、5歳、6歳が混ざっている)本人に余裕がでるとのこと。

幼稚園に行ったほうが、色々なことを学べて良いと気軽に考えていたけれど、スイスの幼稚園は義務教育なので出欠が厳しく、日本より自立を求められている印象だ。

5歳から幼稚園に通わせる人がわりと多いのを不思議に思っていたけれど、説明会で謎がとけた。充分な成長を待っているのだ。

どの予防接種をするかしないか、どのシュピールグルッペ(幼稚園前のプレイグループ)へ行かせるか、幼稚園へ何歳から行くかなど、子供が産まれたら選択だらけだ。

しかも、8月入学に加え、2月からも幼稚園に入れるそう。

いっそのこと決められていた方が楽なんだけど。

選択肢があると右にならえは通用せず、この子には何が1番合っているのかと、あーでもないこーでもないと旦那と色々話し合った。

スーパーの選択肢はあまりないのに、社会制度は保険など選択しないといけない場面が多く、教育制度では11歳で高校か職業訓練への道か将来を決めないといけない。(細かくいうと選択肢は他にもあるが)

高校に進んだ子以外は、(高校に進むのは全体のわずかである)15歳までに色々考え調べ何度も職業体験をして職業を選択する。

スイス人は小さい頃から選択することに慣れているからか、意思決定力があるのと、それぞれ個人に合わせた選択をするので、人は自分とは違うということに寛容だと思う。

そして、わりとフレキシブルに動けるのは小さい頃からの意思決定の積み重ねの賜物なんだろうなぁ。