日本で働いていたとき、なんか面白いことないかなとよく言っていた。ルーティンの仕事だったのと、生活に変化もあまりなかったからだが、そんなふうに言っていられたのは平和な証拠だ。
今は子供の行事や学校関係は新しいことだらけ。
言葉に関しても、誰かと話したら家に帰ってこの表現で良かったのかと調べたり、新聞を読んでも辞書は手放せない。
気楽に生活してはいるが、なんか面白いことないかなとは言わなくなった。別に面白いことがしょっちゅうあるわけでもなく、日々淡々と日常をこなしているのは場所が変われど同じである。
日本よりずっとのんびりした生活なのに、日本にいたときのように、慣れでゴムが伸び切ることはない。やっぱり母国ではないとはそういうことなのだ。
何年たっても毎日が勉強ー。