日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

ベアラウフ

f:id:paulchen:20210329020400j:plain




そろそろ春と言いたいけど、今年は3月に雪がしょっちゅう降ったり、暖かくなったり寒くなったりで気候が安定しない。スイスで春が一番好きな季節だ。可愛い色とりどりの花がそこら中に咲き始めメルヘンの世界になる一方で、アルプスはまだまだ雪が残っていて晴れている日は山の絵を見ているかのよう。景色を見ながら川沿いや森をサイクリングすると、とても気持ちが良く太陽のありがたみを感じる。日本は冬でも晴れているのが本当に恵まれている。これ以上、北には住めないと思うがスウェーデン人がスイスは暖かくていいねぇと言ってるので人間さらに大変な状況を経験すると他のことがありがたく、大したことに感じなくなるのだろう。この場合は物理的な話しだが、精神的にも若いときの苦労は買ってでもせよというのは今ならわかる。

彼らは3家族でスイスに移住して来た。経済的にこちらの方が良いから引っ越して来たようで満足しているそう。北欧は経済に問題なさそうな気がするがノルウェー人も同じ理由で移住していたから、世の中で言われている北欧と現実の北欧はまた違うのであろう。

この時期は森にニラに似たベアラウフがそこらじゅうに生え、春を感じる。森はニンニクの匂いでいっぱいで散歩しているとベアラウフを摘んでいる人をよく見かける。ニラはスイスにはないので待ってましたと、義母の庭でベアラウフを摘み、カシュ–ナッツとオリ–ブオイルでペーストを作る。パスタはもちろんパンやご飯につけても美味しい。または、ニラ玉のように卵に入れてみたり。

f:id:paulchen:20210329020637j:plain

f:id:paulchen:20210329020606j:plain

ベアラウフ

ベアラウフは小さい葉っぱの時のほうが美味しく、白い花がついたら食べられなくなるので注意。あと食べ過ぎたらお腹痛くなりますよ⁈