スイスで初めの頃、驚いたことの一つに苦情があれば直接本人に伝えるのではなく、お手紙または警察に通報することだ。
義姉は引っ越したとき、近所から犬がうるさいと警察に通報されたが、犬が飼い主に虐待されていないことが重要なためお咎めなしであった。
義兄も庭で飼っていたウサギがなんでだか警察に通報され、こちらは誰か適切な人に預けるよう言われ、ウサギを手放していた。家が道路沿いだったから環境に良くないということなのだろうか、、
我が家は旦那が旅行中も稼ぎたいと、自動販売機を家の前に置いていて、何度か壊されたことがある。一回以外は全部子供のいたずらで、防犯カメラがあるのでその度に警察に通報し何回かは犯人を見つけ、親に弁償してもらった。
一回、警察が見つける前に本人が我が家に謝りに弁償に来たことがある。我が家の近くに住む兄とケンカし、酔っ払っている勢いで壊したそう。スイス人ではなかったのだけれど、大人だったからか、自分から弁償してきたのは初めてであった。
ある時、散歩をしていたら知らない人が挨拶をしてきたので、誰だろうと思っていたら旦那が犯人の兄だと教えてくれた。弁償以来、ベランダから犯人の兄は気楽に旦那に話しかけたりしている。旦那も解決すれば根に持たないので、普通に犯人の兄と話している。こういうところがこちらの不思議だなぁと思う。最終的に解決出来ればいいのである。
はて、今度は駐車場のポールが車に轢かれ壊され、旦那が車のナンバーから住所を割り出しお手紙を送った。この主は弁償しにくるのだろうか。
ちなみに、今回もスイス人ではなかったのだけれど、旦那はスイスを非常に誇りに思い、何かあるとスイス人はそんな悪いことをしないというが、いや、悪い人だっているに決まってるでしょうとツッコミたい。
追記、義理の息子が謝りに来て、無事解決。
下記写真
船も気軽に交通手段として使われる。
