日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

教育格差

県立高校の英語教諭をしている知り合いが、コロナを挟んで全く英語の学力が変わっていると言っていた。

5年ぐらい前まではそうでもなかったが、今や基本的な発音が出来なかったり、書くとスペルがめちゃくちゃだそう。この高校は進学校なのだが。

生徒に1人一台パソコンが与えられ、ノートに書かなくなったこと。そして携帯で単語を調べ、電子辞書を全く持たなくなったのが、どうやら原因らしい。

辞書を持たなければ勉強できないと思うけど、、

しかし、電子辞書は高いから買いなさいとは言えないそう。だったら紙の辞書で良いと思うけど、時代が違うのだろう。

授業での発表はGoogle で翻訳しているのがバレバレで本人は何を話しているのかもわかっていないだろうとも言っていた。

かたや、私立に行っている友人の子供は模擬国連の部活に入っていると聞いていたので、県立の話しを聞くまでは今は英語が昔より浸透しているんだなと思っていた。

そして、うちの甥っ子は小学校が私立だったのだけど、五年生でほとんどの子が英検三級をとっていると言っていたため、今のこは進んでいると思っていたが、それはどうも私立、公立で事情が違うようだ。

また、都立高校の進学校に通っている友人の子供の学校はやたらと、地方国立大学を勧めるという。早慶でもいいのでは?と友人に言ったら、私立大の進学実績が多いとお金がかかると敬遠されるので、国立大学の実績を学校は伸ばしたいそう。

自分の時代はそこまで、私立、県立の差はなかったし、実際、県立出身で国立大学に受かっても早慶を選ぶ友人が多かったような。

それだけ、収入格差による教育格差がでてきてるんだなぁと新聞で読んでいた現実を感じた今回の帰国である。