日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

なぜ現地語が必要か

スイスは英語だけでも生活する分にはやっていける。この前、私より長く同じ地域に住んでいて、あまりドイツ語がわからない人と話していた時、ドイツ語がわかるのとわからないのでは、知っている情報量が全然違うということに気が付いた。

一般的によく言われるのは英語がわかるとわからないのでは世界から得られる情報量が全く違うというのと同じである。

ドイツ語にそれほど抵抗がなくなり、月一で発行される市のニュースを読み始めたら、頑張っている市に愛着がでてきた。色々な学校の取り組みの紹介も載っているので、私にはかなり重要な情報源になっている。

工事現場を通ると、あそこはあれが立つ予定かとか、ここは再開発するのかとか、自分もより帰属意識がでてきて、街を見る目が変わったのだった。

私が知っている限りでは、ドイツ語がわかる人は働いたり近所との交流も盛んなため、スイスに馴染んでいる人が多いが、ドイツ語がわからない人は10年経っても生活に不安そうだったり、ドイツ語で読んだり調べられないので、よく比較せずに日本の方が良いと一方的な見方をしていたりする。それは得られる情報量が少ないから、そうなるのだと思う。

ドイツ語がわかると、より習慣や地域に興味がでて他の人と政治や経済など細かい話もしたりと、スイスがより身近になり見方もかわるので、現地語は必要であると思っている。