日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

ドイツ語C1

f:id:paulchen:20210904162058j:plain週1でなかなか授業が進まないけれど、毎週、学校に行くのを楽しみにしている。クラスは7人で、先生は教科書は内容が古いからとあまり使わず、独自のプリントを用意したり、宿題で教科書の長文を読んできて、授業中は内容の要約やディスカッション、単元のテーマに沿って自分の国の場合はどうかという発表をすることが多い。

発表内容から関連する新しい単語や反対語を教えてくれたり、またスイスドイツ語でどういうかを教えてくれ、ワンパターンでなく、飽きない授業になっている。

香港を除いて皆ヨーロッパ出身のため、自国でどうかという発表は似たり寄ったりになり、日本出身でかなり得をしていると思う。そして発表するたびに、色々驚かれ、日本は特殊な国なんだなぁと思わざるを得ない。

自国から何をスイスに持ってきたいかと言う質問の時、真面目な話、トイレと言ったら、大笑いされた。

日本に来たことのあるスウェーデン人が日本のトイレは凄い進化していると代わりに語り出してくれたものの、皆、想像が出来ないようだ。スイスでもウォシュレットのトイレは買えるけれど、高い。そして、あまり浸透していないので誰も知らないのだった。

一般的に、こっちは最低限の機能で使えれば何でも良く、ものすごい機能性は求められていない。変化を嫌うことにも由来してるのかもしれない。

ただ、インフラは日本より進んでいる気がする。銀行は全てネットで済むので、銀行の通帳は20年前から無く、今の子供は通帳を知らない。また、日本には未だファックスがあることを旦那にバカにされるのだった。これも20年前から無いそう。

道路も、家の前が少しでもボコボコしていたら役所に言えばすぐに直してくれる。

スウェーデン人は良く日本について質問をしてくるが、ヨーロッパからみたら日本は遠すぎて、まだまだ不思議な国のよう。

私が他国の話でへぇーと思ったのは、チェコは法律で子供が3歳まで母親は働けず家にいなくてはいけないとのこと。3歳まで子供と一緒にいるのが重要だそう。

また、雨でも室内の遊び場所がいっぱいあり、親はコーヒーを飲みながら子供を見ていられるが、スイスは室内で遊べる場所がほぼないので、人の家に集まるしかないのが不満だそう。

スイスは子供に優しく無いと言っていた。私は何て子供に優しい国なんだと思っていたので、この時の授業はなかなか面白かった。

授業で、似ていながらも微妙に違うヨーロッパの色々な国の話が毎回聞けて、知識が広がることが楽しい。ドイツ語をB2で辞める人が多いけれど、迷っていたらC1お勧めです。