日々たんたん スイス編

スイスの生活。最終形でアップしていないので内容変更あり。

IQ

f:id:paulchen:20211203164539j:plain義母に旦那のIQの話を知っているか聞いたら知らないと言っていた。旦那は30歳の時に好奇心からメンサの試験を受け、会員にはならなかったが受かっている。メンサとは、IQ130以上の人が入れるクラブである。

子供の時から好きなこと以外は全く勉強しなかったし、勉強の強要もしなかったから頭脳に関しては知らないと義母は言っていて、特に興味もなさそうだった。

知らない世界だから私には興味深い。旦那はただの数字でしかなく学校の成績とかも含めて、数字で人は計れないと言っていて、興味でテストを受けたものの人に話したことはなかったそう。

進学向け学校に進んだものの(旦那の小学校の同学年からは、上位10パーぐらいが進学)宿題をほとんど出さず、家で勉強したことがないうえに、ドイツ語の授業を聞かず、代わりに難しめの新聞を授業中に読むことを先生は認めてくれたそうで、なんとも理解がある学校生活を送っていた。

スイスではある一定の成績をとらないと落第するので、それほど甘くはなく、進学向けの学校は6年通えば総合大学へ進め、4年で終える人は単科大学などに進んでいる。

旦那はあと2年学校にいると勉強をしなくてはいけなくなるという理由で、ぎりぎり勉強しないでもやっていける4年を選んだそう。

本人が良く言うのだが怠け者なのだ。ただし、自分が興味あることや、英語など将来必要そうなものはテレビをみて自分で勉強していたと言っいる。

もったいなーい。

IQがいくら高くても結局本人にやる気がなくては能力が使われないのである。でも生きる力には発揮されているので、これが本来の力の使い方なのかもしれない。

ただちょっとフォローすると、4年でカントンシューレ(進学向け学校)を終えたのは総合大学に行っても就職出来ない人を見ているので、実用的な単科大学を出て早く社会に出たかったという理由もあるそう。

学歴と一緒で、持っている人にとっては持っているのが普通のことであり、特にIQを気にしたこともないのだろう。

人にコンプレックスを持つこともなく、自分が満足できるように物事を実現させる力もある。また、悪い事があってもすぐに頭を切り替えられ引きずらない。

これがIQと繋がっているかは分からないが、関係ないともいえないと思う。

旦那のように周りの物事に振り回されない世界を見てみたいと、ちょっと羨ましいと思うのだった。