旦那の観察眼はするどいので、ときに助言を求めると枝葉のことは気にせず、本質的に必要な部分のみ回答される。
枝葉まできっちり気にする私は時にイライラするのだけれど、海外にいると枝葉まできっちり解決するのは難しいというのはわかるので、ある程度、損切りしながら無駄なエネルギーを使わないようにする旦那の考え方を受け入れるようになってきた。
旦那が軍隊にいた頃、事務方をしていたのだけれど、やりたくない訓練には参加したくないのでExcelリストの自分の名前をちょちょいと消していたそう。
今では若気の至りと言っているが、、
上官の中には訓練に参加していないのを気づいていた人もいたようだが、何も注意されなかった。
なぜなら、軍に入ってすぐに上官の人間関係をずっと観察していたからだそうだ。
一番偉い人からの仕事をきっちりとこなしてお気に入りとなり、他の上官が揉め事を避けるため報告しないとふんでいたのだった。
なんとも抜け目ない。
普通ならわざわざそんな事しようとすら思わないだろう。こういう心理戦をする大胆不敵なところがIQの高さなんだろうと思う。
旦那側の従姉妹の旦那さんはドイツの情報機関で働いているらしいが、家族には誰1人として実情は知らされていない。
安倍総理が亡くなった時にどう思うか初対面できかれ、なんで田舎に住むドイツ人がそんなことを聞くのか不思議だったんだけど、そういうことなら合点がいく。
旦那を見ていると情報機関で働いたら活躍しそうだけど、家族は大変だろうなぁ。