スイスで子育てしていると日本とはけっこう違う。公園では多少危ない事をしても、親は見ているだけ。ケガして自分で学びなさいという考えである。
他の子と物の取り合いになっても自分達で解決するよう親は見ているだけ。もちろん、よほどフェアーでなければ親も仲裁するけれど。
そして、なるべく親は手元に子供を置きたいと考え5歳から幼稚園にいれ、2年通う子も多い。これは15歳ぐらいから働き始める子が多いから、就労を遅くさせたい理由もあるそう。
幼稚園に4歳から子供をいれる予定の友人はシュピールグルッペの先生から、子供でいられる時間は短いから、幼稚園にいれずにもっと遊ばせても良いのではと言われたそう。
こっちは子供は子供らしく、とにかく遊ばせるという考えが浸透している。
育児書を読むと、小学校中学年まではとにかく遊ばせたほうが学力が伸びるというのを読んだ。自分の子供時代を考えると忙しすぎて、自分は伸びなかったパターンだと、なんとなく自分で納得できる部分がある。
スイスの子育ては、学力よりコミュニケーション力や生きる力を伸ばすことを目的に教育されていると思うが、より自由に遊ばせることで学力が伸びるなら、育て方が理にかなっていると思う。